中ノ浜遺跡
響灘の奥津城1
烏山民俗資料館・人類学ミュージアム共同企画展
 

 下関市豊浦町川棚に所在する山口県指定史跡・中ノ浜遺跡は、土井ヶ浜遺跡や梶栗浜遺跡と同じく砂丘上に営まれた集団墓地であるとともに響灘を代表する弥生時代の埋葬遺跡のひとつです。

 第1次調査が行われた昭和35年(1960)以来、これまでに様々な調査組織により9次に渡る発掘調査が行われ、100基あまりの墓と少なくとも103体以上の弥生人骨が出土しました。これらの人骨は土井ヶ浜遺跡の弥生人骨と同様に、面長でかつ高身長という特徴を有することからも、響灘沿岸部に弥生文化をもたらした渡来系弥生人であったと考えられています。
 しかし、中ノ浜遺跡は、響灘沿岸の弥生遺跡として重要な位置を占める遺跡でありながら、これまでその成果歴史的価値については他の遺跡にに比べて周知される機会に恵まれませんでした。

 平成22年は中ノ浜遺跡の発掘が開始されて50年という節目の年となります。そのため本企画展では、これまで中ノ浜遺跡を調査した各発掘調査組織に協力を頂くことにより、分散し保管されている出土品の中から代表的な資料を集め公開することが初めて可能になりました。

 本企画展では、中ノ浜遺跡の調査が始まってからの50年を一望するとともに、新たな資料を提供する事で中ノ浜遺跡の歴史的課題や問題点を再考することを目的とします。また、響灘沿岸の弥生文化に触れる機会を広く一般の方々に提供することで中ノ浜遺跡の研究が新たな段階に導かれる事を願います。

◎記念講演会
演題1
『中ノ浜と土井ヶ浜 〜その墓制を比較する〜』
講師 : 小林善也(人類学ミュージアム学芸員)
演題2
『響灘の弥生人たち』
講師 : 松下孝幸(人類学ミュージアム館長)
日時 : 10月23日(土) 13:00〜15:00
場所 : 人類学ミュージアム情報サロン
聴講無料 定員20名

◎申込方法

氏名、連絡先(住所・電話番号)、参加人数を明記の上、ハガキ又はファックスにてお申し込みください。
(先着順。定員になりしだい締め切ります。)

◎申込先
土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム
〒759-6121
山口県下関市豊北町大字神田上891-8
TEL/083-788-1841 FAX/083-788-1843
会期 2010.7.15(木)〜9.14(火)
会場 川棚温泉交流センター/烏山民俗資料館
開館時間 10時〜20時
休館日 12月31日〜1月3日
観覧料 企画展、所蔵品展ともに無料(特別展の場合別に定めます)
会期 2010.9.28(火)〜12.19(日)
会場 土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム企画展示室
開館時間 9時〜17時
休館日 月曜日(祝日の場合、火曜日)
観覧料 大人500円、大学生等300円
高校生以下、下関市・北九州市の65歳以上、その他70歳以上の方は無料
 
主催 :下関市烏山民俗資料館、土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム
【お問合せ先】
土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム
〒759-6121
山口県下関市豊北町大字神田上891-8
TEL/083-788-1841 FAX/083-788-1843
第16回  土井ヶ浜シンポジウム
「響灘の考古学W」
 
期日 2010年9月4日(土)
時間 13:00〜16:30
会場 海峡メッセ下関  10F・ 国際会議場
下関市豊前田町3-3-1(入場無料)

 2005年2月13日に、豊北町は下関市、豊浦町、菊川町、豊田町と合併し、下関市になりました。合併後の下関市の響灘沿岸には、土井ヶ浜遺跡をはじめ中ノ浜遺跡、吉母浜遺跡などの大規模な埋葬遺跡が存在し、大量の弥生人骨も出土しています。また、綾羅木郷遺跡では大規模な集落跡もみつかり、響灘沿岸弥生時代の早い時期から弥生文化が展開していたことが明らかになっています。

 これまで土井ヶ浜シンポジウムでは主に土井ヶ浜弥生人のルーツに焦点をあてて、開催してきました。また、中国との共同研究の成果を紹介する日中共同シンポジウムもおこないました。

 合併を機にこの響灘を今一度みつめ直し、この地域の特徴を浮き彫りにしながら、新たな課題を模索していこうと、05年と06年は「響灘の弥生時代」をテーマにしてシンポジウムを開催しました。07年からはこの流れを引き継ぎ、「響灘の考古学」テーマにして開催することにし、07年では「響灘周辺の先史文化」を、08年は「響灘周辺の縄文文化」を、09年は「響灘周辺の弥生文化」を演題としました。しかし、昨年だけでは、議論を充分に展開する事ができなかったので、今年も弥生時代を深化させることにしました。

弥生時代は九州をはじめとして西日本がもっとも賑やかになった時代です。今回は西北九州、熊本、日本海へとエリアを拡大して、弥生文化と人びとの様子を辿ってみたいと思います。

              
響灘周辺の弥生文化2
西九州における弥生時代の木棺墓
「門前遺跡にみる埋葬形態」
・副島 和明

有明海南部における弥生人の新たな展開
「八ノ坪遺跡の概要と出土人骨」
・林田 和人

日本海の弥生文化
「青谷上寺地遺跡が語る弥生人の交流」
・久保 穣二朗

渡来系弥生人の拡散
「広島市丸子山墳墓群出土の弥生人骨」
・松下 孝幸
主催 : 土井ヶ浜シンポジウム実行委員会
共催 : 下関市
下関市教育委員会
土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム
後援 : 山口県教育委員会
NPO法人 人類学研究機構
NPO法人 ヒロシマ文化・健康サポートセンター

【お問合せ先】
土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム
〒759-6121
山口県下関市豊北町大字神田上891-8
TEL/083-788-1841 FAX/083-788-1843
海のさんぽ道
平成22年度企画展 続キューボラのある町
 

 昨年に引き続き、「続・キューボラのある町」として、今回は豊北地域の海の道具を取り上げてみました。

 ウニ・ワカメ漁の道具をはじめ、釣り・網漁にかかわる道具や船にまつわる道具類を、ボランティアの皆さんと一緒になって資料化してきました。
これらの道具は、現在でも昔のまま使われるものもありますが、あるものは形を変え、またあるものは消え去った物もあります。

  そのような道具を通してみられる、海における人と道具の移り変わりを考えてみたいと思います。

会期 平成22年6月22日(火)〜
平成22年9月20日(月・祝)
会場 土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム企画展示室
開館時間 9時〜17時
休館日 月曜日(祝日の場合、火曜日)
観覧料 大人500円 大学生等300円
高校生以下、下関市・北九州市の65歳 以上、他の地域の70歳以上の方は無料
 
【お問合せ先】
土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム
〒759-6121
山口県下関市豊北町大字神田上891-8
TEL/083-788-1841 FAX/083-788-1843
第17回土井ヶ浜 弥生まつり
物見櫓から夢を発信
  • 期日
    平成22年4月29日(木) 〜昭和の日〜
  • 時間
    10:00〜15:00
  • 会場
    土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム・お祭り広場 〜物見櫓周辺
  • イベント
    オープニング 10:00〜
    弥生人慰霊祭 10:05〜10:30
    物見櫓完成披露式 10:40〜11:30
    神火耕木コンテスト 11:30〜12:20
    新曲 土井ヶ浜賛歌 発表会
    速水こう法 歌謡ショー
    12:30〜13:00
    弥生パーク〜お宝探し〜 13:00〜15:00
  •  
  • 本館・講演会  13時〜
  •  
  • フリーマーケット開催  
    ***出店者募集中***
    車持ち込み・軽トラック等 荷台で販売可 出店料500円
  •  
  • お問い合わせ先
    土井ヶ浜弥生まつり実行委員会事務局
    TEL(083)788-1841 FAX(083)788-1307
    〒756-6121 山口県下関市豊北町大字神田上891-8
    土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム内
  •  
    【主催】 土井ヶ浜弥生まつり実行委員会
     
    【共催】 豊北町ふるさとづくり推進協議会
    土井ヶ浜の弥生土器
    土器からわかる土井ヶ浜遺跡
     

     今から半世紀前の1953年、土井ヶ浜遺跡で初めて学術的な発掘調査が行われ1957年の5次調査に至るまで、200体を越える弥生人骨とともに、数多くの弥生土器も出土しました。

     お墓に供えられたと考えられるこれらの土器は出土人骨が弥生時代の人々であることを確証付け、集団墓地である土井ヶ浜遺跡の変遷過程や埋葬習俗、さらには当時の地域間交流を紐解く重要資料として古くから注目されてきました。
    しかし、残念ながらこれらの土器資料の多くは長らく本格的な資料整理が行われないまま、限られた研究者以外その全体像を目にすることは困難な状況にありました。

     当館では、昨年度から学史的にも重要な位置を占める土井ヶ浜遺跡出土資料を広く一般にも公開することを目的に、1次調査から5次調査にかけて出土した弥生土器の整理作業を継続して行っています。この度、ようやくその成果の一部を公開できることとなり、資料のもつ重要性と地域史における意義を広く皆さまに知っていただくために、「土器からわかる土井ヶ浜遺跡」をキーワードに小企画展を開催いたします。半世紀の眠りから再び、土井ヶ浜遺跡の弥生土器が目覚めます。この機会にぜひご観覧下さい。

    ◎講演会1
    『土井ヶ浜の弥生人〜墓地と居住地と米作り〜』
    講師 : 小林善也(当館学芸員)
    日時 : 2月20日(土)13時〜14時30分
    場所 : 当館情報サロン
    定員 : 20名程度(電話かFAXによる申し込み先着順)
    参加費 : 無料
    ◎講演会2
    『土井ヶ浜遺跡周辺の古環境をさぐる
         〜先史時代の環境と人々のかかわり〜』
    講師 : 小林善也(当館学芸員)
    日時 : 4月29日(木)13時〜14時30分
    場所 : 当館情報サロン
    定員 : 20名程度(電話かFAXによる申し込み先着順)
    参加費 : 無料
    ◎展示解説会
    『土器からわかる土井ヶ浜遺跡』
    解説員 : 小林善也(当館学芸員)
    日時 : 2月6日、3月13日、4月10日、5月29日の各土曜日
    10時30分と13時30分の2回(40分程度)
    場所 : 当館企画展示室
    定員 : なし(申し込み不要)
    参加費 : 観覧料に準じる。
    会期 2010.2.2(火)〜6.13(日)
    会場 土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム企画展示室
    開館時間 9時〜17時
    休館日 月曜日(祝日の場合、火曜日)
    観覧料 大人500円、大学生等300円
    高校生以下、下関市・北九州市の65歳以上、その他70歳以上の方は無料
     
     
    【お問合せ先】
    土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム
    〒759-6121
    山口県下関市豊北町大字神田上891-8
    TEL/083-788-1841 FAX/083-788-1843